屋根塗装は本当に必要?塗装できる屋根・おすすめしにくい屋根の違い|ヌルぞう
2026/07/16
こんにちは。ヌルぞう広報室のミナミです😊
外壁塗装のご相談とあわせて、よくいただくご質問があります。
「屋根も一緒に塗った方がいいですか?」
「屋根塗装は本当に必要ですか?」
「うちの屋根は塗装できる屋根ですか?」
外壁は普段から目に入りやすいですが、屋根はなかなか見えにくい場所です。
そのため、色あせ、コケ、ひび割れ、反り、サビなどが出ていても、普段の生活では気づきにくいことがあります。
屋根は、住まいを雨や紫外線から守っている大切な部分です。
外壁よりも日差しや雨風を直接受けるため、劣化が進みやすい場所でもあります。
ただし、ここで大切なのは「屋根は必ず塗装すればよい」というわけではないことです。
屋根材の種類によっては塗装が必要なものもあれば、基本的に塗装しない屋根もあります。
また、屋根材の種類や劣化状態によっては、塗装をおすすめしにくいケースもあります。
特に、1990年代後半から2000年代前半頃に使われた一部のノンアスベスト系スレート屋根材は、塗装しても長持ちしにくい場合があるため注意が必要です。
今回は、屋根塗装が必要な屋根・基本的に塗装しない屋根・塗装をおすすめしにくい屋根の違いについて、分かりやすくご紹介します。
目次
- 屋根塗装は本当に必要?
- 屋根塗装が必要になりやすい屋根材
- 基本的に塗装しない屋根材
- スレート屋根は塗装メンテナンスが必要
- 金属屋根は状態に応じて塗装が必要
- 瓦屋根は種類によって判断が変わる
- 塗装をおすすめしにくい屋根材もある
- 初期のノンアスベスト屋根材に注意
- 塗装をおすすめしにくい屋根材の代表例
- 屋根塗装の劣化サイン
- 塗装か、カバー工法か、葺き替えか
- ヌルぞうの屋根診断で見ること
- まとめ
屋根塗装は本当に必要?
屋根塗装が必要かどうかは、屋根材の種類と劣化状態によって変わります。
屋根塗装の目的は、見た目をきれいにすることだけではありません。
塗装によって屋根材の表面を保護し、雨水や紫外線による劣化を抑える役割があります。
特にスレート屋根や金属屋根は、塗膜による保護が大切です。
塗膜が劣化すると、防水性や耐候性が低下し、色あせ、コケ、ひび割れ、サビなどが出やすくなります。
ただし、屋根材そのものが傷みすぎている場合は、塗装をしても長持ちしにくいことがあります。
そのため、屋根塗装を考えるときは、「塗れる屋根かどうか」だけでなく、「塗って意味がある状態かどうか」を確認することが大切です。
屋根塗装が必要になりやすい屋根材
屋根塗装が必要になりやすい代表的な屋根材には、スレート屋根、金属屋根、セメント瓦、モニエル瓦などがあります。
これらの屋根材は、表面の塗膜が劣化すると、屋根材自体が雨水や紫外線の影響を受けやすくなります。
塗装メンテナンスを検討する屋根材
- スレート屋根
- 金属屋根
- トタン屋根
- ガルバリウム鋼板屋根
- セメント瓦
- モニエル瓦
ただし、同じ屋根材でも、すべて同じタイミングで塗装すればよいわけではありません。
築年数、前回の塗装時期、日当たり、屋根の勾配、周辺環境、劣化の進み具合によって、必要なメンテナンスは変わります。
屋根塗装は、年数だけで判断せず、実際の状態を見て判断することが大切です。
基本的に塗装しない屋根材
屋根材の中には、基本的に塗装を目的としないものもあります。
代表的なのが、陶器瓦です。
陶器瓦は、表面が釉薬で焼き付けられているため、塗装によるメンテナンスを前提としていません。
陶器瓦の場合は、瓦そのものを塗装するよりも、割れ、ズレ、漆喰、棟部分の状態などを確認することが大切です。
一方で、同じ瓦屋根でも、セメント瓦やモニエル瓦は塗装が必要になる場合があります。
「瓦だから塗装不要」と一括りにするのではなく、瓦の種類を確認する必要があります。
| 屋根材 | 塗装の考え方 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| スレート屋根 | 塗装メンテナンスが必要になりやすい | 色あせ、コケ、ひび割れ、反り |
| 金属屋根 | サビや塗膜劣化があれば塗装を検討 | サビ、色あせ、釘や棟板金の浮き |
| 陶器瓦 | 基本的に塗装は不要 | 割れ、ズレ、漆喰、棟の状態 |
| セメント瓦・モニエル瓦 | 塗装が必要になる場合がある | 表面劣化、色あせ、吸水状態 |
スレート屋根は塗装メンテナンスが必要
戸建住宅で多く使われている屋根材のひとつが、スレート屋根です。
スレート屋根は薄い板状の屋根材で、軽量で施工しやすい特徴があります。
一般的なスレート屋根は、表面の塗膜によって屋根材を保護しています。
塗膜が劣化すると、雨水を吸いやすくなったり、コケやカビが発生しやすくなったりします。
色あせ、白っぽさ、コケ、ひび割れ、反りなどが出ている場合は、塗装メンテナンスを検討するタイミングです。
ただし、スレート屋根でも、劣化が進みすぎている場合や、屋根材の種類によっては塗装だけでは対応できないことがあります。
屋根材が割れている、反りが強い、表面がもろくなっている場合は、カバー工法や葺き替えを検討することもあります。
金属屋根は状態に応じて塗装が必要
金属屋根は、素材や状態によって塗装の必要性が変わります。
トタン屋根や古い金属屋根では、サビが発生していることがあります。
サビを放置すると、穴あきや雨漏りにつながる可能性があります。
そのため、サビが軽度なうちに下地処理を行い、適切な塗料で塗装することが大切です。
最近よく使われるガルバリウム鋼板屋根は、耐久性に優れた屋根材ですが、まったくメンテナンス不要というわけではありません。
年数が経つと、色あせ、汚れ、サビ、ビスの浮き、棟板金の劣化などが出る場合があります。
金属屋根では、サビの有無、塗膜の状態、棟板金やビスの浮きなども合わせて確認します。
瓦屋根は種類によって判断が変わる
瓦屋根といっても、種類によって塗装の必要性は変わります。
陶器瓦は、基本的に塗装する屋根材ではありません。
表面が焼き物として仕上げられているため、塗装ではなく、瓦の割れやズレ、棟や漆喰の状態を確認します。
一方で、セメント瓦やモニエル瓦は、表面の塗膜が劣化すると防水性が低下するため、塗装が必要になる場合があります。
特にモニエル瓦は、表面のスラリー層という部分の処理が重要です。
適切な下地処理をせずに塗装すると、塗膜が剥がれやすくなることがあります。
瓦屋根の場合は、見た目だけで判断せず、瓦の種類を確認したうえでメンテナンス方法を考えることが大切です。
塗装をおすすめしにくい屋根材もある
屋根の中には、塗装しても長持ちしにくいものや、塗装では対応しない方がよいものもあります。
「塗装できない屋根」と言われることもありますが、正確には、塗料を塗ること自体が問題というより、屋根材そのものが傷んでいたり、もろくなっていたりするため、塗装をおすすめしにくい屋根材があります。
特に注意したいのは、塗装作業のために職人が屋根に上がることで、屋根材に割れや欠けが発生しやすいケースです。
塗装直後はきれいに見えても、数年後に割れ、欠け、層状の剥がれなどが目立ってくることがあります。
このような屋根に無理に塗装をしても、根本的な解決にならないことがあります。
屋根材によっては、塗装ではなく、カバー工法や葺き替えを検討した方が、長い目で見て安心な場合もあります。
塗装だけでは難しいことがある屋根
- 屋根材の割れが多い
- 屋根材の反りが強い
- 表面が剥がれたり、層状にめくれている
- 雨漏りがすでに起きている
- 下地の傷みが疑われる
- 塗装しても密着しにくい屋根材
初期のノンアスベスト屋根材に注意
塗装をおすすめしにくい屋根材として、1990年代後半から2000年代前半頃に多く使われた、一部のノンアスベスト系スレート屋根材があります。
もともとスレート屋根材には、強度や耐久性を高める目的でアスベストが使われていた時期がありました。
しかし、アスベストによる健康被害が社会問題となり、建材への使用は段階的に規制されていきました。
その流れの中で、各メーカーからアスベストを含まないノンアスベスト屋根材が製造・販売されるようになりました。
ところが、初期のノンアスベスト屋根材の中には、従来の屋根材に比べて耐久性に課題が出やすいものがありました。
施工後しばらくしてから、割れ、欠け、反り、層状の剥がれなどの不具合が見られるケースがあります。
こうした屋根材は、表面に塗装をしても屋根材そのものの強度が戻るわけではありません。
また、塗装作業のために屋根の上を歩くことで、割れや欠けが進む可能性もあります。
そのため、築20年前後のお住まいや、2000年前後に建てられた住宅では、屋根塗装の前に屋根材の種類を確認することが大切です。
塗装をおすすめしにくい屋根材の代表例
初期のノンアスベスト系スレート屋根材には、塗装をおすすめしにくいものがあります。
代表的なものとして、次のような屋根材が知られています。
塗装をおすすめしにくい屋根材の例
- パミール
- コロニアルNEO
- アーバニー
- レサス
- グリシェイドNEO
- ザルフ・ザルフグラッサ
- セキスイかわらU
- その他、初期のノンアスベスト系スレート屋根材
これらの屋根材は、見た目だけで判断しにくい場合があります。
同じように見えるスレート屋根でも、商品名や製造時期によって、塗装できるもの・塗装をおすすめしにくいものがあります。
また、屋根材の状態によっても判断は変わります。
そのため、屋根材の名称だけで決めつけるのではなく、実際の劣化状態、築年数、屋根材の特徴を確認したうえで、メンテナンス方法を考えることが大切です。
屋根塗装の劣化サイン
屋根は普段見えにくい場所ですが、劣化のサインが出ていることがあります。
屋根の色あせ、コケ、カビ、サビ、ひび割れ、反り、棟板金の浮きなどは、点検の目安になります。
また、屋根そのものが見えにくくても、室内の天井にシミがある、雨の日に湿ったにおいがする、軒天に染みがあるといった場合は、雨漏りの可能性も考えられます。
屋根の劣化サイン
- 屋根の色あせ
- コケやカビの発生
- 屋根材のひび割れ
- 屋根材の反り
- 屋根材の欠けや剥がれ
- 金属部分のサビ
- 棟板金の浮きや釘抜け
- 天井や軒天の雨染み
これらの症状がある場合は、早めに屋根の状態を確認しておくと安心です。
ただし、ご自身で屋根に登るのは大変危険です。
屋根の確認は、無理に登らず、専門業者に相談しましょう。
塗装か、カバー工法か、葺き替えか
屋根のメンテナンス方法には、主に塗装、カバー工法、葺き替えがあります。
塗装は、屋根材の表面を塗料で保護する工事です。
屋根材自体がしっかりしている場合は、塗装でメンテナンスできることがあります。
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい防水シートと屋根材を重ねる工事です。
既存屋根を大きく撤去しないため、葺き替えより工期や廃材を抑えやすい方法です。
葺き替えは、既存の屋根材を撤去して、新しい屋根材に取り替える工事です。
下地まで傷んでいる場合や、雨漏りが進んでいる場合は、葺き替えが必要になることもあります。
| 工事方法 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 屋根塗装 | 屋根材の表面を塗装で保護する | 屋根材自体がまだしっかりしている場合 |
| カバー工法 | 既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる | 塗装では不安だが下地が大きく傷んでいない場合 |
| 葺き替え | 既存屋根を撤去して新しい屋根に替える | 下地の傷みや雨漏りが進んでいる場合 |
塗装をおすすめしにくい屋根材の場合は、カバー工法や葺き替えを検討することが多くなります。
ただし、どの方法がよいかは、屋根材の種類、劣化状態、下地の傷み、今後の住まい方によって変わります。
「安いから塗装」「長持ちしそうだから葺き替え」と単純に決めるのではなく、建物の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
ヌルぞうの屋根診断で見ること
ヌルぞうでは、屋根塗装をご提案する前に、まず屋根の状態を確認することを大切にしています。
屋根材の種類、表面の劣化、ひび割れ、反り、コケ、サビ、棟板金の浮き、雨漏りの可能性などを確認します。
特に、築20年前後のお住まいや、2000年前後に建てられた住宅では、屋根材の種類確認も大切です。
屋根は高い場所にあるため、目視だけでは分かりにくい部分もあります。
必要に応じて、ドローン点検を活用し、屋根に登らず状態を確認することもあります。
また、雨漏りが疑われる場合は、屋根だけでなく、外壁、ベランダ、サッシまわりなども合わせて確認します。
屋根塗装は、塗ることが目的ではありません。
大切なのは、お住まいを長く守るために、今どのメンテナンスが必要なのかを見極めることです。
ヌルぞうでは、塗装で対応できる場合、カバー工法を検討した方がよい場合、葺き替えが必要な場合を、できるだけ分かりやすくお伝えしています。
まとめ
屋根塗装が必要かどうかは、屋根材の種類と劣化状態によって変わります。
スレート屋根や金属屋根、セメント瓦などは、塗装メンテナンスが必要になる場合があります。
一方で、陶器瓦のように基本的に塗装しない屋根材もあります。
また、一部のノンアスベスト系スレート屋根材のように、塗装をおすすめしにくい屋根材もあります。
屋根材が傷みすぎている場合や、雨漏りが起きている場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方がよいこともあります。
屋根は普段見えにくい場所だからこそ、自己判断ではなく、実際の状態を確認することが大切です。
広島市・廿日市市・大竹市・岩国市周辺で、屋根塗装や屋根の劣化が気になる方は、ヌルぞうまでお気軽にご相談ください。
お住まいの屋根材や劣化状態を確認し、必要なメンテナンス方法を分かりやすくご案内いたします😊

