雨漏りは屋根塗装で直る?塗る前に知っておきたい屋根工事の落とし穴
2026/06/07
こんにちは。ヌルぞう広報室のミナミです😊
これは、梅雨入り前の屋根のご相談でとても多いご質問です。
結論からお伝えすると、雨漏りは屋根塗装だけで直る場合もあれば、直らない場合もあります。
むしろ、すでに雨漏りが起きている場合は、原因を調べないまま塗装してしまうと、表面だけきれいになって、内部の傷みを見落としてしまうことがあります。
広島市・廿日市市・大竹市・岩国市・柳井市周辺でも、梅雨前や台風後になると、屋根や雨漏りに関するご相談が増えてきます。
お客様からは、
- 「天井にうっすらシミが出てきた」
- 「屋根が色あせているから塗装すれば大丈夫ですか?」
- 「他社で屋根塗装をすすめられたけど、本当にそれで雨漏りが止まるの?」
- 「カバー工法と塗装、どちらが良いのか分からない」
という声をよくいただきます。
屋根塗装は、お住まいを守るために大切なメンテナンスです。
ただし、雨漏りが関係する場合は、塗装だけで判断するのではなく、雨水がどこから入り、どこを通って、どこに出ているのかを確認することが大切です。
この記事では、雨漏りと屋根塗装の関係、塗装だけでは不十分なケース、カバー工法や葺き替えを検討すべき判断基準まで、現場目線で分かりやすく解説します。

雨漏りは屋根塗装で直るのか
まず、雨漏りと屋根塗装は分けて考える必要があります。
屋根塗装は、屋根材の表面を保護し、紫外線や雨風から屋根を守るための工事です。
・屋根塗装
(屋根材の表面に塗料を塗り、防水性や耐候性を保つためのメンテナンス)
一方で、雨漏りは、雨水が建物内部に入り込んでいる状態です。
・雨漏り
(屋根・外壁・窓まわりなどから雨水が侵入し、室内や内部構造に影響が出る状態)
屋根の表面が色あせている、コケが生えている、塗膜が劣化しているという段階であれば、屋根塗装によって屋根材の保護につながることがあります。
しかし、すでに雨水が内部に入っている場合は、塗装だけでは原因を止められないことがあります。
例えば、屋根材の下にある防水シートが破れていたり、板金の隙間から雨水が入っていたり、屋根材そのものが割れていたりする場合です。
このような状態で表面だけ塗装しても、雨水の侵入口が残っていれば、雨漏りは再発する可能性があります。
雨漏りがある場合は、まず「塗る」よりも先に、原因を調べることが大切です。
雨漏りが起きる主な原因

雨漏りの原因は、屋根の表面だけとは限りません。
現場で多いのは、次のようなケースです。
屋根材の割れやズレ
スレート屋根や瓦屋根では、屋根材の割れ・ズレ・欠けから雨水が入り込むことがあります。
スレート屋根
(薄い板状の屋根材で、軽量ですが経年劣化や割れが起こることがあります)
屋根材が割れていても、下から見ただけでは分かりにくいことがあります。
そのため、ドローンや高所カメラなどで確認することが大切です。
板金部分の浮きや釘抜け
屋根の棟板金や谷板金まわりは、雨漏りの原因になりやすい部分です。
棟板金
(屋根の一番高い部分に取り付けられている金属部材)
強風や経年劣化によって板金が浮いたり、釘が抜けたりすると、隙間から雨水が入ることがあります。
防水シートの劣化
屋根材の下には、防水シートが敷かれています。
防水シート
(屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ、建物を守るためのシート)
屋根材の表面が傷んでいなくても、防水シートが劣化していると雨漏りにつながることがあります。
防水シートは屋根材をめくらないと確認できない部分もあるため、築年数や雨漏りの状況から慎重に判断する必要があります。
外壁や窓まわりからの侵入
雨漏りというと屋根を思い浮かべる方が多いですが、実際には外壁や窓まわりが原因のこともあります。
サッシまわりのシーリング劣化、外壁のひび割れ、ベランダ防水の劣化なども雨漏りの原因になります。
天井にシミが出ているからといって、必ず屋根が原因とは限りません。
塗装だけでは不十分な理由
屋根塗装は、屋根材を保護するための大切な工事です。
ただし、塗装は万能ではありません。
すでに内部に雨水が入っている場合や、屋根材の下地が傷んでいる場合は、表面を塗っても根本的な解決にならないことがあります。
特に注意したいのは、塗装によって見た目がきれいになることで、問題が隠れてしまうことです。
屋根の表面はきれいに見えても、内部では木部が傷んでいたり、防水シートが劣化していたりすることがあります。
下地
(塗装や屋根材の下にある、建物を支える土台となる部分)
下地が傷んでいる状態で塗装をしても、数年後に不具合が出る可能性があります。
また、雨漏りの原因が屋根ではなく、外壁やサッシまわりだった場合、屋根塗装をしても雨漏りは止まりません。
雨水の入口を確認することが大切です。
屋根塗装の落とし穴7選
ここからは、屋根塗装で特に注意したい落とし穴を整理します。
落とし穴① 縁切り不足で雨水が抜けない
スレート屋根では、塗装後に屋根材同士の隙間が塗料でふさがることがあります。
縁切り
(屋根材同士の隙間を確保し、内部に入った雨水の逃げ道を作る作業)
タスペーサー
(スレート屋根の隙間を確保するために差し込む部材)
この隙間がふさがると、雨水の逃げ場がなくなり、かえって雨漏りの原因になることがあります。
屋根塗装では、塗ることだけでなく、雨水が抜ける構造を守ることも大切です。
落とし穴② 下地処理が不足している
屋根にコケや汚れ、古い塗膜の浮きが残ったまま塗装すると、塗料がしっかり密着しません。
下地処理
(塗装前に汚れ・傷み・浮き・サビなどを整える作業)
下地処理が不足すると、数年で剥がれや膨れが出ることがあります。
高耐久塗料を使っても、下地が悪ければ本来の性能は発揮されにくくなります。
落とし穴③ 見た目だけきれいにしてしまう
屋根塗装をすると、表面はきれいになります。
しかし、屋根材の割れや防水シートの傷みが残ったままだと、雨漏りのリスクは残ります。
見た目がきれいになることで安心してしまい、内部の問題が進行するケースもあります。
落とし穴④ 部分補修だけで原因を見落とす
雨漏りは、シミが出ている場所の真上から入っているとは限りません。
屋根の上から入った雨水が、内部を伝って離れた場所に出てくることもあります。
そのため、見えている部分だけを補修しても、原因が別の場所にあると再発する可能性があります。
落とし穴⑤ 塗料や工法が屋根に合っていない
屋根材によって、適した塗料や下塗り材は異なります。
劣化が進んだ屋根に合わない塗料を使うと、密着不良や剥がれにつながることがあります。
価格だけで塗料を決めるのではなく、屋根材の状態に合っているかを確認することが大切です。
落とし穴⑥ 保証内容が曖昧
「保証があります」と言われても、何を保証してくれるのかは会社によって違います。
塗膜の剥がれだけなのか、雨漏りまで含むのか、施工範囲だけなのか、自然災害は対象外なのか。
保証年数だけでなく、対象範囲を確認してください。
落とし穴⑦ 塗装・カバー工法・葺き替えの判断を誤る
屋根の状態によっては、塗装ではなくカバー工法や葺き替えが必要な場合があります。
カバー工法
(既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法)
葺き替え
(古い屋根材を撤去し、新しい屋根に張り替える工事)
塗装で済む状態なのか、屋根材そのものを更新すべきなのか。
ここを間違えると、せっかく工事をしても長持ちしないことがあります。
屋根塗装で守れるケース・守れないケース
屋根塗装で対応しやすいケースと、塗装だけでは難しいケースを整理します。
| 状態 | 考えられる対応 |
|---|---|
| 色あせ・軽いコケ・塗膜劣化 | 屋根塗装で保護できる可能性があります |
| 小さな割れ・一部の板金浮き | 補修後に塗装を検討します |
| 雨漏りが発生している | 原因調査と修理が先です |
| 屋根材の割れが多い | カバー工法や葺き替えも検討します |
| 下地の腐食が疑われる | 葺き替えが必要になる場合があります |
この表はあくまで目安です。
実際には、屋根材の種類、築年数、劣化状況、雨漏りの場所、過去のメンテナンス履歴によって判断が変わります。
だからこそ、現地での確認が大切です。
カバー工法や葺き替えを考えるべき状態
屋根の劣化が進んでいる場合、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方が良いことがあります。
カバー工法が向いているケース
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事です。
既存屋根を撤去しないため、葺き替えより工期や廃材を抑えやすいメリットがあります。
ただし、下地が傷んでいる場合や、屋根の重さが問題になる場合は向かないこともあります。
葺き替えが必要になるケース
葺き替えは、既存の屋根材を撤去し、下地から確認して新しい屋根にする工事です。
費用はかかりますが、下地の状態まで確認できるため、雨漏りや腐食がある場合には安心につながります。
次のような場合は、葺き替えも検討する必要があります。
- 雨漏りが何度も再発している
- 屋根材の割れや反りが広範囲にある
- 下地の腐食が疑われる
- 築年数がかなり経過している
- 過去に何度も補修している
塗装、カバー工法、葺き替えには、それぞれメリットとデメリットがあります。
大切なのは、最初から高い工事を選ぶことではなく、建物の状態に合った工事を選ぶことです。

見積もりで確認したいポイント
屋根工事の見積もりでは、金額だけでなく内容を確認することが大切です。
特に、雨漏りが関係している場合は、次の項目を確認してください。
- 雨漏り原因の調査内容が説明されているか
- 写真付きで屋根の状態を説明してくれるか
- 塗装・補修・カバー工法・葺き替えの違いを説明してくれるか
- 下地処理や補修内容が明記されているか
- 縁切りやタスペーサーの有無が確認できるか
- 使用する塗料名・メーカー名が書かれているか
- 保証の対象範囲が分かるか
- 追加費用が出る可能性について説明があるか
見積書に「屋根塗装一式」とだけ書かれている場合は、何が含まれているのか確認しましょう。
一式
(細かな数量や内容をまとめて表記している状態。内容が分かりにくい場合があります)
すべての一式表記が悪いわけではありませんが、重要な工事項目まで一式になっていると、比較がしにくくなります。
特に雨漏りが絡む場合は、説明の分かりやすさも大切な判断材料です。
点検を受けるときの質問例
屋根や雨漏りの点検を受けるときは、遠慮なく質問して大丈夫です。
次のような質問をしておくと、判断しやすくなります。
| 質問 | 確認できること |
|---|---|
| 雨漏りの原因はどこですか? | 原因を特定しているか |
| 屋根塗装で止まる可能性はありますか? | 塗装の限界を説明してくれるか |
| 補修が必要な箇所を写真で見せてもらえますか? | 説明の透明性 |
| カバー工法や葺き替えの必要性はありますか? | 選択肢を比較できるか |
| 保証はどこまで対象ですか? | 工事後の安心感 |
ここで大切なのは、業者が「分からないことを分かりやすく説明してくれるか」です。
専門用語を並べるだけではなく、お客様が理解できる言葉で説明してくれる会社を選ぶと安心です。
ヌルぞうが大切にしている判断
ヌルぞうでは、雨漏りのご相談をいただいたとき、いきなり「屋根塗装しましょう」とは考えません。
まず、どこから雨水が入っている可能性があるのか、屋根なのか、外壁なのか、サッシまわりなのかを確認します。
屋根塗装で良い状態なのか。
補修をしてから塗装すべきなのか。
カバー工法や葺き替えを考えるべきなのか。
その判断を、写真や現場の状態をもとに分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
不要な工事まで無理にすすめない。
これがヌルぞうの基本的な考え方です。
外壁塗装や屋根塗装は、塗って終わりではありません。
お住まいを長く守るための工事です。
だからこそ、見た目だけでなく、下地や雨水の流れ、今後のメンテナンスまで考えてご提案したいと思っています。
まとめ
雨漏りは、屋根塗装だけで直るとは限りません。
屋根の表面劣化であれば塗装が有効なケースもありますが、すでに雨水が内部に入っている場合は、原因調査と補修が先になります。
- 屋根塗装は屋根材を保護する工事
- 雨漏りは原因調査が先
- 塗装だけでは直らない雨漏りもある
- 縁切りや下地処理はとても重要
- 状態によってはカバー工法や葺き替えも検討する
- 見積もりでは工事範囲・保証・写真説明を確認する
雨漏りがあると、不安になりますよね。
でも、焦って工事を決める必要はありません。
まずは、今の状態をきちんと確認すること。
写真で記録を残すこと。
塗装で良いのか、補修が必要なのか、屋根を更新すべきなのかを整理すること。
この順番が大切です。
広島市・廿日市市・大竹市・岩国市・柳井市周辺で、屋根の雨漏りや屋根塗装について不安がある方は、ヌルぞうまでお気軽にご相談ください😊
「屋根塗装で大丈夫か見てほしい」
「他社でカバー工法をすすめられたけど、本当に必要か知りたい」
「天井のシミが雨漏りかどうか不安」
そんなご相談でも大丈夫です。
ヌルぞうは、現場目線で、分かりやすく、誠実にお伝えします。
屋根の状態を確認し、必要な工事を分かりやすくご説明します😊
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