シーリングのひび割れは雨漏りの原因に?高耐久材と丁寧な施工で守る外壁の目地|ヌルぞう
2026/06/23
こんにちは。ヌルぞう広報室のミナミです😊
外壁塗装のご相談を受けていると、外壁の色あせや汚れと一緒に、よく確認する場所があります。
それが、シーリングです。
「外壁の継ぎ目が割れている」
「サッシまわりにすき間がある」
「ゴムのような部分がやせてきた」
「触ると硬くなっている気がする」
「ここから雨水が入らないか心配」
こういったご相談は、梅雨時期や台風前になると特に増えやすくなります。
シーリングは、外壁の継ぎ目やサッシまわりを埋めているゴム状の材料です。
普段はあまり目立たない部分ですが、建物の防水性を考えるうえでは、とても大切な場所です。
外壁塗装というと、どうしても「どの塗料を使うか」「何年くらい持つか」に目が行きやすいです。
もちろん塗料選びも大切です。
ただ、どれだけ高耐久な塗料を使っても、外壁の目地やサッシまわりのシーリングが先に傷んでしまうと、そこから雨水が入りやすくなるケースがあります。
つまり、外壁塗装では、塗料だけでなくシーリング材と施工方法までセットで考えることが大切です。
ヌルぞうでは、シーリング工事に高耐久シーリング材「オートンイクシード」を採用するケースがあります。
ただし、良い材料を使うだけでは十分ではありません。
既存シーリングの撤去、プライマーの塗布、充填、ヘラ押さえ、養生期間、写真管理など、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことで、材料の性能を活かしやすくなります。
今回は、「シーリングのひび割れやすき間は雨漏りの原因になるのか?」というテーマで、外壁の目地で確認したいサイン、高耐久シーリング材の考え方、そしてヌルぞうが施工で大切にしているポイントを分かりやすく整理してみたいと思います😊
目次
シーリングとは?外壁のどこに使われているの?
シーリングとは、外壁材の継ぎ目やサッシまわりなどに充填されているゴム状の防水材のことです。
外壁のつなぎ目を埋め、雨水が建物内部へ入りにくくする役割があります。
特に窯業系サイディングの住宅では、外壁材と外壁材の間に縦の目地があります。
この目地部分にシーリング材が施工されています。
また、窓や玄関ドアのまわり、換気フードまわり、外壁の取り合い部分などにもシーリングが使われていることがあります。
シーリングは、ただすき間を埋めているだけではありません。
建物は、気温の変化や地震、風、日差しなどの影響で、わずかに動いています。
外壁材も、温度変化によって少し伸び縮みすることがあります。
その動きに追従しながら、雨水の侵入を防ぐ役割をしているのがシーリングです。
そのため、シーリングには柔らかさや伸び縮みする力が必要です。
しかし、年数が経つと、紫外線や雨風、温度変化の影響で、シーリング材は少しずつ硬くなったり、ひび割れたり、外壁材から離れたりすることがあります。
外壁そのものがまだきれいに見えていても、シーリングだけ先に傷んでいるケースもあります。
だからこそ、外壁塗装の点検では、外壁表面だけではなく、目地やサッシまわりも確認することが大切です。
シーリングが劣化するとどんな症状が出る?
シーリングの劣化は、いくつかの形で現れます。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
シーリングの主な劣化症状
- ひび割れ
- 肉やせ
- 剥離
- 硬化
- 破断
- すき間
- 黒ずみや汚れ
ひび割れとは、シーリング表面に細かな割れが出ている状態です。
最初は小さな線のように見えることもあります。
肉やせとは、シーリング材がやせて、目地の中でへこんで見える状態です。
外壁材との間にすき間ができることもあります。
剥離とは、シーリング材が外壁材の端から離れている状態です。
表面は一見つながっているように見えても、端の部分が浮いているケースがあります。
硬化とは、もともと柔らかかったシーリング材が硬くなり、動きに追従しにくくなる状態です。
破断とは、シーリング材が途中で切れてしまっている状態です。
このような症状がある場合、雨水が入りやすい状態になっている可能性があります。
もちろん、シーリングにひびがあるからといって、すぐに室内へ雨漏りするとは限りません。
ただ、雨が続く時期や横殴りの雨、台風の時には、外壁の目地やサッシまわりに雨水がかかりやすくなります。
シーリングの劣化が進んでいる場合、そこが雨水の入り口になるケースがあります。
特に、2階のサッシまわり、ベランダまわり、日当たりが強い南面や西面、風雨を受けやすい面は注意して見ておきたい場所です。
シーリングのひび割れやすき間が雨漏りにつながるケース
シーリングは、雨水の侵入を防ぐための大切な部分です。
そのため、劣化が進むと雨漏りに関係するケースがあります。
たとえば、サッシまわりのシーリングが切れている場合、横殴りの雨が当たった時に、雨水がサッシまわりから入り込む可能性があります。
また、外壁目地のシーリングが剥がれている場合、目地部分から水が入り、外壁内部の防水紙や下地に負担がかかることがあります。
雨漏りは、天井から水が落ちて初めて気づくものとは限りません。
外壁内部に少しずつ水が入り、時間をかけて軒天のシミや室内側のクロスの浮き、カビ、木部の傷みとして出てくるケースもあります。
シーリングの劣化がある場合、特に次のような症状も一緒に確認するとよいです。
- 外壁に雨だれが出ている
- サッシまわりに黒ずみがある
- 室内側の窓まわりにシミがある
- 軒天にシミがある
- ベランダまわりに水の跡がある
- 外壁材が浮いて見える
こうした症状があるからといって、必ずシーリングが原因とは限りません。
屋根、雨樋、ベランダ防水、外壁の取り合いなど、別の原因が関係する場合もあります。
ただ、シーリングは雨水の入口になりやすい部分のひとつです。
そのため、外壁塗装や雨漏り点検の際には、シーリングの状態をきちんと確認することが大切です。
高耐久シーリング材「オートンイクシード」とは?
外壁塗装では、塗料の種類に注目されることが多いです。
「シリコンがいいのか」
「フッ素がいいのか」
「無機塗料がいいのか」
「耐久年数はどれくらいか」
こういった塗料の話は、お客様も比較しやすい部分だと思います。
しかし、実際にはシーリング材の選び方もとても重要です。
なぜなら、外壁の目地に使うシーリング材が塗料より先に劣化してしまうと、せっかく外壁を高耐久塗料で仕上げても、目地部分が先に傷んでしまうケースがあるからです。
ヌルぞうでは、建物の状態や施工内容に合わせて、高耐久シーリング材「オートンイクシード」を採用するケースがあります。
オートンイクシードは、オート化学工業の高耐久・高耐候タイプのシーリング材です。
特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合していることが特徴で、長期にわたって建物を雨水の侵入から守るシーリング材として紹介されています。
また、窯業系サイディングの外装目地などにも使われるシーリング材です。
簡単に言うと、外壁の目地を長く守るために考えられた高耐久タイプの材料です。
もちろん、どんな建物にも同じように使えばよいというわけではありません。
外壁材の種類、既存シーリングの状態、目地の幅や深さ、施工条件などを確認したうえで、適した材料と施工方法を選ぶことが大切です。
また、オートンイクシードのような高耐久材を使う場合でも、施工手順を守ることが前提になります。
材料だけ良くても、施工が雑であれば、期待する性能を活かしにくくなります。
シーリング工事は、材料と施工の両方が大切です。
良い材料でも施工が大切な理由
シーリング工事で大切なのは、「何を使うか」だけではありません。
「どう施工するか」がとても重要です。
高耐久シーリング材を使っても、既存シーリングを十分に撤去しないまま施工したり、プライマーをきちんと塗らなかったり、養生期間を守らなかったりすると、材料の性能を十分に活かしにくくなります。
プライマーとは、シーリング材をしっかり密着させるために、目地の側面などへ塗る下塗り材のことです。
このプライマーが不足していると、シーリング材が外壁材にしっかり密着しにくくなるケースがあります。
また、古いシーリングを完全に撤去せず、上から増し打ちだけで済ませると、十分な厚みや密着が確保できないことがあります。
もちろん、場所によっては増し打ちが適している部分もあります。
ただ、外壁目地では、既存シーリングを撤去して新しく打ち替える方が望ましいケースが多くあります。
大切なのは、どこを打ち替えるのか、どこを増し打ちするのか、その理由をきちんと説明することです。
シーリング工事では、次のような工程管理も大切です。
シーリング工事で大切な工程
- 既存シーリングの撤去
- 撤去後の清掃
- 目地底やサイディング木口へのプライマー塗布
- 必要に応じたバックアップ材の調整
- シーリング材の充填
- ヘラ押さえ
- 施工後の写真管理
- 季節に応じた養生期間の確保
どれかひとつを省いても、すぐに見た目で分かるとは限りません。
しかし、数年後の状態には差が出ることがあります。
だからこそ、シーリング工事は、完成後に見えにくい部分ほど丁寧に施工することが大切です。
打ち替えと増し打ちの違い
シーリング工事の見積書でよく出てくる言葉に、「打ち替え」と「増し打ち」があります。
打ち替えとは、古いシーリング材をカッターなどで撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。
外壁目地のように、シーリングの厚みや密着が重要な場所では、打ち替えが必要になるケースが多いです。
一方、増し打ちとは、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を重ねる方法です。
サッシまわりなど、構造上すべてを撤去しにくい部分では、増し打ちで対応することがあります。
ただし、増し打ちはどこでも使える万能な方法ではありません。
既存シーリングが傷みすぎていたり、厚みが確保できなかったりする場合は、十分な性能を発揮しにくいことがあります。
相見積もりでシーリング工事を比較する時は、次の点を確認しておくと安心です。
- 外壁目地は打ち替えか
- サッシまわりは増し打ちか
- どこまで撤去するのか
- 使用するシーリング材は何か
- プライマーは施工するのか
- 写真管理はあるのか
- 保証内容はどうなっているのか
見積書に「シーリング一式」とだけ書かれている場合は、内容を確認した方がよいです。
シーリングは外壁塗装の中でも、後から見えにくい工程です。
だからこそ、どの材料を使い、どの方法で施工するのかを、事前に確認することが大切です。
ヌルぞうがシーリング施工で大切にしていること
ヌルぞうでは、シーリング施工を「外壁塗装のついで」ではなく、住まいの防水性を守るための大切な工程として考えています。
特に大切にしているのは、営業担当と職人の両方が同じ基準を持つことです。
お客様へ説明する営業担当が、シーリング工事の内容を理解していなければ、なぜその工事が必要なのかを正しく伝えることができません。
また、現場で施工する職人が、保証や施工基準を理解していなければ、材料の性能を活かす施工にはつながりにくくなります。
そのため、ヌルぞうでは、営業担当と施工職人の間で、シーリング工事の確認事項を共有することを大切にしています。
たとえば、次のようなことです。
営業担当が確認・説明すること
- 既存シーリングの完全撤去とプライマー施工の必要性を説明する
- 他社の「大丈夫です」との違いを説明できる状態にする
- 施工保証の範囲、期間、条件を契約書に明記する
- 見積もりに撤去、プライマー、写真管理などの工程を含める
- 季節に応じた養生期間を工程に組み込む
- 施工前、施工中の写真提出を職人へ依頼する
施工職人が確認すること
- 既存シーリングをカッターで完全撤去する
- 撤去後の写真を撮影する
- 目地底部やサイディング木口にプライマーを塗布する
- プライマー塗布後の写真を撮影する
- プライマー乾燥後に充填する
- 充填後のヘラ押さえを均一に行う
- 充填後の写真を撮影する
- 季節に応じた養生期間を守る
特に、オートンイクシードのような高耐久シーリング材は、施工管理がとても大切です。
夏は表面硬化が早く、冬は硬化に時間がかかるため、季節に応じた工程管理が必要になります。
ヌルぞうでは、施工後すぐに塗装を進めるのではなく、材料や季節に合わせて必要な養生期間を確保することを大切にしています。
これは、お客様から見ると少し分かりにくい部分かもしれません。
でも、長く安心していただくためには、こうした見えにくい工程こそ大切です。
ヌルぞうの考え方
「保証します」という言葉だけではなく、保証できる施工を積み重ねること。材料を選ぶだけでなく、その材料を正しく施工すること。ヌルぞうでは、そこを大切にしています。
まとめ
シーリングは、外壁の継ぎ目やサッシまわりを守る大切な防水部分です。
外壁塗装では塗料に注目されがちですが、目地やサッシまわりのシーリングが傷んでいると、雨水の侵入口になるケースがあります。
特に梅雨時期や台風前には、シーリングのひび割れ、肉やせ、剥離、すき間などを確認しておくと安心です。
今回のポイント
- シーリングは外壁の継ぎ目やサッシまわりを守る防水材
- ひび割れ、肉やせ、剥離、破断は劣化のサイン
- 劣化が進むと雨水の侵入口になるケースがある
- 高耐久塗料を使うなら、シーリング材の耐久性も大切
- ヌルぞうでは高耐久シーリング材「オートンイクシード」を採用するケースがある
- 良い材料でも、撤去、プライマー、充填、養生、写真管理が大切
- 打ち替えと増し打ちの違いを見積もり段階で確認することが大切
- 保証は言葉だけでなく、保証できる施工手順があってこそ意味がある
シーリングは、完成後には目立ちにくい部分です。
でも、住まいを雨水から守るうえでは、とても大切な役割を持っています。
「外壁の目地が割れている」
「サッシまわりにすき間がある」
「シーリングが硬くなっている気がする」
「見積書のシーリング工事の内容がよく分からない」
そんな時は、金額だけで判断せず、どんな材料を使い、どんな方法で施工するのかを確認してみてください。
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