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サイディングとモルタルの違いは?見分け方と劣化症状を分かりやすく解説|ヌルぞう

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サイディングとモルタルの違いは?見分け方と劣化症状を分かりやすく解説|ヌルぞう

サイディングとモルタルの違いは?見分け方と劣化症状を分かりやすく解説|ヌルぞう

2026/11/05

 

こんにちは。ヌルぞう広報室のミナミです😊

先日、外壁塗装のご相談で、「実家の塗装を考えているのですが、外壁が何でできているのか分からなくて……」というお話がありました。

たしかに、ご自宅なら建築時の資料や以前の工事内容を覚えていることもありますが、ご実家となると「サイディングなのかモルタルなのか」「そもそも外壁材の名前が分からない」ということも多いと思います。

実際、外壁塗装のご相談でも、「サイディングって言われたけど何のこと?」「モルタルとはどう違うの?」というご質問をいただくことがあります。

外壁材にはいくつか種類があり、代表的なものとして窯業系サイディング、金属系サイディング、モルタル、タイル、ALCなどがあります。

その中でも、一般住宅でよく見かけるのが「窯業系サイディング」と「モルタル」です。

現在の新築戸建て住宅ではサイディングが主流ですが、築年数の経った住宅ではモルタル外壁も珍しくありません。そのため、外壁塗装の現場ではどちらもよく目にします。

ぱっと見ただけでは似ていることもありますが、つくられ方や劣化の出方、メンテナンスで確認したい場所には違いがあります。

今回は、サイディングとモルタルの違い、見分けるポイント、それぞれに出やすい劣化症状について分かりやすくご紹介します。

目次

  1. 住宅の外壁にはどんな種類がある?
  2. 今の新築住宅はサイディングが主流
  3. 窯業系サイディングとは?
  4. サイディングを見分けるポイントは「目地」
  5. サイディングで確認したい劣化症状
  6. モルタル外壁とは?
  7. モルタルを見分けるポイント
  8. モルタルで確認したい劣化症状
  9. サイディングとモルタルの違いを比較
  10. 外壁材を知ることがなぜ大切?
  11. 外壁のひび割れを見つけたら?
  12. 自宅でできる外壁チェック
  13. 見分けにくい場合は無理に判断しなくて大丈夫
  14. まとめ

住宅の外壁にはどんな種類がある?

ひとことで「外壁」といっても、使われている材料は住宅によってさまざまです。

代表的なものには、窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディング、モルタル、タイル、ALCなどがあります。

この中でも、現在の戸建て住宅で特によく使われているのがサイディングです。

サイディングとは、工場でつくられた板状の外壁材を建物に張って仕上げる方法のことで、素材によって窯業系、金属系、樹脂系、木質系などに分けられます。

一方、モルタルは板を張るのではなく、現場で材料を塗り付けて外壁をつくっていきます。

この「板を張る外壁」と「現場で塗ってつくる外壁」という違いを知っておくと、サイディングとモルタルを見分けやすくなります。

今の新築住宅はサイディングが主流

では、日本の戸建て住宅ではサイディングとモルタルはどのくらい使われているのでしょうか。

日本サッシ協会が公表した「2024年3月版 住宅用建材使用状況調査」では、調査対象となった新築戸建て住宅の外壁仕上げのうち、窯業系サイディングが80.2%を占めています。

さらに金属系などを含めたサイディング全体では90.0%。一方、モルタルは6.8%でした。

新築戸建て住宅の外壁仕上げ

  • 窯業系サイディング:80.2%
  • サイディング全体:90.0%
  • モルタル:6.8%

出典:一般社団法人 日本サッシ協会「2024年3月版 住宅用建材使用状況調査」

こうして見ると、「今の家はほとんどサイディングなんだ」と感じるかもしれません。

ただし、この数字は現在日本に建っているすべての戸建て住宅を調べた割合ではありません。あくまで、調査対象となった新築戸建て住宅で採用された外壁仕上げの割合です。

実は窯業系サイディングが広く普及したのは比較的新しく、新設戸建て住宅でのシェアは1987年には24%、1993年には54%、2002年には69%、2020年には80%と増えてきました。

そのため、私たちが外壁塗装で伺う築20年、30年、あるいはそれ以上経った住宅では、現在の新築住宅よりもモルタル外壁を目にする機会が多くあります。

「新築ではサイディングが主流だけれど、塗り替えの現場ではモルタルもまだまだ身近な外壁」。そんなイメージが近いと思います。

窯業系サイディングとは?

サイディングとは、簡単にいうと工場でつくられた板状の外壁材を建物へ張って仕上げる外壁です。

その中でも窯業系サイディングは、セメント質の材料などを板状に成形した外壁材です。

レンガ調、石目調、木目調、シンプルなフラット柄などデザインの種類が多く、色のバリエーションも豊富です。

そのため一見すると、本物のレンガや石、塗り壁のように見える製品もあります。

建物全体へ一枚の材料を塗り付けてつくるのではなく、「サイディングボード」と呼ばれる板状の外壁材を複数枚組み合わせて施工していくのが特徴です。

目地とシーリングが確認できる窯業系サイディング外壁
窯業系サイディングは板状の外壁材を組み合わせて施工します。ボード同士の継ぎ目にあるシーリングが見分けるポイントのひとつです。

サイディングを見分けるポイントは「目地」

ご自宅の外壁がサイディングかどうかを見分けるとき、比較的分かりやすいポイントが「目地」です。

サイディングボードとサイディングボードの間を見ると、ゴムのような弾力のある材料が縦方向などに入っていることがあります。

これが「シーリング」や「コーキング」と呼ばれる部分です。

サイディングは複数のボードを組み合わせて施工するため、その継ぎ目部分から雨水が入りにくくすることや、建物の動きを吸収することなどを目的としてシーリングが使われます。

外壁を見て、一定の間隔で縦方向にゴム状のラインが入っていれば、サイディングの可能性があります。

ただし、住宅のつくりや使用している外壁材によって見え方は異なりますので、「目地があるから必ず窯業系サイディング」と断定するものではありません。

サイディングを見るときは、外壁表面だけでなく、ボード同士のつなぎ目にある「シーリング」も一緒に確認してみましょう。

サイディングで確認したい劣化症状

サイディング外壁では、表面の塗膜だけでなくシーリング部分にも変化が出ることがあります。

たとえば、シーリングにひび割れが出ている、外壁との間に隙間ができている、硬くなって弾力がなくなっている、一部が剥がれている、といった症状です。

外壁表面では、色あせ、チョーキング、コケや藻、塗膜の剥がれなどが見られることもあります。

また、サイディングボード自体にひび割れや反り、浮きなどが出る場合もあります。

ここで大切なのは、「外壁が色あせているから塗装」「シーリングが割れているからすぐ全面工事」と単純に決めないことです。

シーリングだけを先に補修した方がよい場合もあれば、外壁塗装と同じタイミングでまとめて施工した方が合理的な場合もあります。

外壁材そのものに大きな反りや割れがある場合には、塗装だけでは対応できないこともあります。

まずは、どこがどの程度傷んでいるのかを確認することが大切です。

モルタル外壁とは?

モルタル外壁は、セメントや砂、水などを混ぜた材料を下地へ塗り付けてつくる外壁です。

板状の外壁材を張っていくサイディングとは違い、現場で職人が施工して仕上げていきます。

そのため、外壁全体が一続きに見えやすく、サイディングのような規則的な縦目地が少ないのが特徴です。

仕上げ方法によって、表面がザラザラしていたり、細かな凹凸や模様が付いていたりします。

モルタル外壁というと、少し昔の住宅をイメージされる方もいるかもしれませんが、仕上げ方の自由度が高く、現在でも塗り壁らしい質感を好んで採用されることがあります。

モルタルを見分けるポイント

モルタル外壁を見分けるポイントのひとつが、サイディングのような規則的な目地があるかどうかです。

外壁全体が一続きになっていて、一定間隔のシーリング目地が見当たらず、表面に塗り壁らしい凹凸がある場合は、モルタル外壁の可能性があります。

ただし、モルタル外壁にも建物の動きによるひび割れを抑えるための目地が設けられている場合があります。

また、最近のサイディングには塗り壁風のデザインもあるため、遠くから見ただけでは見分けにくい住宅もあります。

「目地がないから絶対にモルタル」と決めつけず、分からなければ現地調査の際に確認してもらうのが確実です。

モルタルで確認したい劣化症状

モルタル外壁で比較的よく見られるのが、ひび割れです。

モルタルはサイディングのようにボードの継ぎ目で動きを逃がす仕組みではないため、乾燥や温度変化、建物の動きなどによって表面へひびが出ることがあります。

髪の毛のように細いひび割れから、幅のあるひび割れまで状態はさまざまです。

ただし、ひび割れを見つけたからといって、すべてがすぐ雨漏りにつながるわけではありません。

ひびの幅や深さ、場所、どの程度まで続いているのかなどを確認して、必要な補修方法を判断します。

モルタル外壁ではほかにも、チョーキング、色あせ、塗膜の膨れや剥がれ、コケやカビ、浮きなどが見られることがあります。

特に塗膜が剥がれていたり、下地まで傷んでいたりする場合には、上から塗料を塗るだけでは十分ではありません。

補修や下地処理をきちんと行ったうえで塗装することが大切です。

モルタル外壁に見られるひび割れ
モルタル外壁ではひび割れが見られることがあります。幅や深さ、場所によって必要な対応は変わります。

サイディングとモルタルの違いを比較

比較 窯業系サイディング モルタル
つくり方 板状の外壁材を張る 現場で材料を塗り付ける
見分けるポイント ボードの継ぎ目・シーリング 規則的な継ぎ目が少なく、一続きに見えやすい
確認したい部分 外壁表面・シーリング・反り・割れ ひび割れ・塗膜・浮き・剥がれ
特徴 柄やデザインの種類が豊富 塗り壁らしい質感を出しやすい

こうして比べると、サイディングとモルタルでは確認するポイントが少し違うことが分かります。

どちらが優れている、劣っているという話ではありません。

それぞれの外壁材に合った方法で点検し、必要なメンテナンスを行うことが大切です。

外壁材を知ることがなぜ大切?

外壁材の種類によって、劣化の出方や補修方法が違うからです。

たとえばサイディングの場合、外壁表面が比較的きれいでも、目地のシーリングが先に傷んでいることがあります。

反対にモルタルでは、シーリング目地がほとんどなくても、外壁そのものにひび割れが出ている場合があります。

つまり、外壁表面だけ見て「まだきれいだから大丈夫」と判断するのではなく、外壁材に合わせて見る場所を変える必要があります。

ヌルぞうでは、外壁塗装のご相談をいただいた際にも、まず現在の外壁材や劣化状態を確認します。

そのうえで、塗装だけでよいのか、シーリング工事が必要なのか、部分的な補修を先にした方がよいのかなどを整理してご説明しています。

外壁のひび割れを見つけたら?

サイディングでもモルタルでも、外壁にひび割れがあると心配になりますよね。

ただ、ひび割れにはいろいろな状態があります。

表面の塗膜に入っている細かなひびなのか、外壁材そのものに割れがあるのか、下地まで影響している可能性があるのかによって対応は変わります。

そのため、「ひび割れがあるからすぐ全面塗装」という判断をする必要はありません。

逆に、「細いから放っておいて大丈夫」と自己判断するのもおすすめしません。

気になるひびを見つけたら、スマートフォンで写真を撮っておくのもよい方法です。

時間が経って広がっているのか、同じ状態なのかを確認するときの参考になります。

自宅でできる外壁チェック

ご自宅の外壁材が気になったら、まずは地上から見える範囲を確認してみてください。

外壁を見てみるポイント

  • 一定間隔で縦方向の目地があるか
  • 目地にゴム状のシーリングが入っているか
  • シーリングに割れ・剥がれ・隙間がないか
  • 外壁そのものにひび割れがないか
  • 外壁を触ると白い粉が付かないか
  • 塗膜の膨れや剥がれがないか
  • コケやカビ、強い汚れが出ていないか
  • 外壁材が反ったり浮いたりしていないか

ただし、高いところまで確認するために脚立へ上がったり、無理に手を伸ばしたりする必要はありません。

安全な範囲で見えるところだけで十分です。

見分けにくい場合は無理に判断しなくて大丈夫

ここまでサイディングとモルタルの見分け方をご紹介しましたが、実際の住宅では判断が難しいケースもあります。

サイディングでも塗り壁のような柄がありますし、増改築によって異なる外壁材が使われていることもあります。

以前のリフォームで既存の外壁の上から別の外壁材を施工している住宅もあります。

ですので、ご自身で完全に見分ける必要はありません。

「うちはサイディングかな?」

「目地はあるけど、これがシーリングなのか分からない」

「実家の外壁なので、何が使われているのか全然分からない」

「ひび割れがあるけれど、補修が必要なの?」

そのくらいの疑問からで大丈夫です。

むしろ大切なのは、外壁材を決めつけて工事方法を選ぶのではなく、実際の建物を確認したうえで判断することです。

まとめ

住宅でよく見かける「窯業系サイディング」と「モルタル」は、見た目が似ていることもありますが、外壁のつくり方には大きな違いがあります。

現在の新築戸建て住宅ではサイディングが主流で、窯業系サイディングだけでも約8割を占めています。

一方、窯業系サイディングの普及率は年代によって大きく異なるため、外壁塗装の対象となる築年数の経った住宅ではモルタル外壁も珍しくありません。

サイディングは板状の外壁材を組み合わせて施工するため、ボードの継ぎ目やシーリングが見分けるポイントのひとつです。

モルタルは現場で材料を塗り付けて施工するため、外壁全体が一続きに見えやすく、規則的な目地が少ない傾向があります。

そして、メンテナンスで確認したいところも少し違います。

サイディングなら、外壁表面だけでなくシーリングの割れや隙間、ボードの反りや浮き。

モルタルなら、ひび割れや塗膜の剥がれ、浮きなども確認したいポイントです。

ただし、劣化症状があるからといって、必ずすぐ全面塗装が必要とは限りません。

部分補修でよいのか、シーリング工事が必要なのか、塗装をした方がよいのかは、実際の状態によって変わります。

ヌルぞうでは、「とりあえず塗る」のではなく、まず外壁材と現在の状態を確認したうえで、必要な工事を考えることを大切にしています。

「うちの外壁は何でできているの?」

「実家の塗装を頼まれたけれど、外壁材が分からない」

「このひび割れは大丈夫?」

「シーリングが割れているけど、塗装も必要?」

そんな疑問があれば、お気軽にご相談ください😊

まずは「何の外壁で、今どんな状態か」を確認しましょう

サイディング・モルタルなど、外壁材によって確認したいポイントは異なります。ひび割れやシーリング、色あせなど気になるところがあれば、現在の状態を確認し、必要な対応を分かりやすくご説明します。

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