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雨漏り診断について

こんにちは!

ヌルぞうの戸嶋です。

2023年の梅雨もそろそろ末期に入ってきましたね。

各地で線状降水帯が発生して被害が出ています。

このたびの豪雨災害により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被害を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

今回は、梅雨時期にふさわしい雨漏り診断についてお伝えできればと思います。

① 雨漏り診断について知りたい方

② 雨漏り診断の時期などを知りたい方

③ 雨漏り診断のやり方が知りたい方

④ 雨漏り診断の業者さんの選び方が知りたい方

それでは宜しくお願い致します。

① 雨漏り診断とは?

雨漏り診断とは、雨漏りがしていないか赤外線カメラを使ったり、散水して浸入口を探したり、発光液で浸入口を特定する手法で調査したりして、雨漏り診断書・報告書を作成する事です。

また混同して使われている言葉に、雨漏り調査と言われることがあります。

雨漏り調査とは、それらの各手法で調査して原因の特定を行います。特定した原因箇所をどのような施工で雨漏りを改善するかを提案して工事にかかる費用のお見積りまでします。

大切なことは、その原因箇所を適格な修繕方法を提案し、確実に雨漏りを改善することを目的としています。

これは、長年の経験と雨仕舞に関する知識が豊富でないと的確なご提案は出来ません。

② どんな時に雨漏り診断を受けたら良いの?

最適な診断時期は、初めて雨漏りに気が付いたときです。

これはとても大切なことと言えます。

天井にシミが出ているという事は、実は昨日の雨が初めての雨漏りじゃない可能性があるのです。

家を買ってからずっと、ちょっとずつ雨漏りしていたのかもしれないし、屋根塗装してからかもわかりません。

過去に雨漏り診断させていただいたお客様の例を挙げると

中古で購入されたお住まいで購入される前に、屋根と外壁の塗装をされたそうです。

「昨日の雨でなんだか天井にシミのような跡があるが滴り落ちているわけでもないし、ま、いいか。。。」

「雨漏りがした後に近所の人に屋根を見てもらったが、瓦やスレートが割れたりズレたりしていないと言われたから大丈夫だろう。」

「ねずみのおしっこだったのかな??」

大したことは無いだろうと2年間放置。

「その間に、天井のシミがどんどん増えてきて購入した不動産会社に連絡しました。」

不動産会社さん

「いや~、調べてみましたが原因はわかりませんね、新築の時から雨漏りがしていたのではないですかね?」

お客様

「それにしても、再販する前に調査っするんじゃないんですか?」

結局、色々言い訳をしてそのまま放置されたそうです。

それもそのはず、中古住宅を購入されて2年以上経過していたからです。

リノベーション済みの中古住宅などで売主が不動産業者の場合、宅地建物取引業法により瑕疵担保責任の期間は引渡しから最低でも2年間設けることが定められています。(ほとんどの場合2年間)

ですから、2年以上たって報告しても不動産会社は瑕疵を認めてくれないのです。

後日、弊社が赤外線カメラ搭載のドローンで調査したところ、リノベーションの際に屋根塗装をし多際に「縁繰り」がされていなかったことが雨漏りの原因だと判明しました。

そのことを不動産会社さんに伝えても一切認めてくれなかったそうです。

いかがですか?

雨漏り診断は、雨漏りに気が付いたらすぐにすることが大切な理由です。

私たちがお薦めしていることは、お住まいを購入されたら、瑕疵担保期間内にハウスメーカーさん以外の雨漏り診断の専門家による建物調査(インスペクション)を行い、雨漏りや配管の漏水など、隠れた瑕疵を発見することが望ましいという事です。

赤外線診断調査報告書

③ 雨漏り診断の方法

1.目視調査

屋根や壁など、雨漏りの可能性のある場所を目視で調査します。浸水やシミ、水滴の跡などがないか入念に調査します。

ただし、「長年の勘」に頼りすぎて調査がおろそかにならないようにしなければなりません。

2.ドローン撮影調査

この方法も目視調査の一環になります。

梯子をかけて屋根に上がらずとも安全に調査を行うことが出来ます。

また3階建て以上の建物で外部から登ることが出来ない建物などの調査でも使用します。

ドローン撮影で大切なことは、舐めるように入念にゆっくりと全ての範囲を撮影していくことです。

ドローンの送信機の画面は、比較的小さく明るい場所では詳細画像を確認する事が困難です。

その場で大画面のモニターに映して確認することも出来ますが、持ち帰り時間をかけて映像を分析していくことで現地では確認できなかった不具合を発見することが出来ます。

高画質で拡大してもボケない画像や映像で撮影する事が大切です。

3.赤外線サーモグラフィ調査

赤外線カメラを使い、建物内外の熱画像を撮影して、雨水の浸入経路を調査する方法です。

赤外線サーモグラフィで、熱放射を検知して可視化してわずかな温度変化を色別に映し出すことができます。

屋根や外壁などの漏水原因箇所を探したり、漏水の有無を確認します。

赤外線サーモグラフィを行う際は、外気温と建物内部の温度差が大きいときが適しています。

通常は夜間や朝早く、日中の暖かい時間帯に比べて外気温が下がる時間帯が選ばれます。

温度差が大きいほど、損傷箇所がより明確に浮き彫りになります。

4.散水調査

散水調査は、建物の外部から水をかけて漏れる箇所を特定するための手法です。

大切なことは、お客様への問診です。

いつどのような時にどこにどのくらい雨漏りしたか等々。

その問診内容を手掛かりに、散水方法を変えていきます。

やみくもに散水しては、たとえ漏水があっても親友経路を特定する事は出来ません。

屋根や外壁の構造をよく理解した上で、散水する場所や順番、時間を変えて調査します。

この調査はそれなりの経験とノウハウが必要です。

雨漏り診断士資格保持者がいる業者がお薦め?!

持っている私が言うのも変ですが、特にお勧めする理由はありません。

私と同時期に試験を受けられた方は、全く実践経験はないとおっしゃられていました。

講義を聞きテストに受かれば鑑定士や診断士になれるのです。

長年、雨漏り診断をやってきた私でも初めてのパターンの雨漏りがあるものです。

資格を持っていても雨漏りは解決しません。

実践あるのみです。

④ まとめ

雨漏り診断とは、雨漏り調査して診断書・報告書を作成することを目的としています。

弊社では、雨漏り調査を行い、雨漏り修理・見積作成のために原因を調べることを目的としています。

雨漏り診断から雨漏り調査、修理まで一貫して行うことが出来ます。

診断のみではなく修理が最終目的の為、基本的に雨漏り診断は無料で行っています。

(雨漏り診断のみのご依頼は、2~6万円の費用が発生します。)

雨漏り診断は、悪徳業者も存在するようなので十分お気を付けください。

また、家を建てられたハウスメーカー様や工務店様でも解決しないことがあると思います。

お気軽に弊社までお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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