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シーリングの種類と「打ち替え・増し打ち」の違い|外壁塗装で知っておきたい基礎知識|ヌルぞう

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シーリングの種類と「打ち替え・増し打ち」の違い|外壁塗装で知っておきたい基礎知識|ヌルぞう

シーリングの種類と「打ち替え・増し打ち」の違い|外壁塗装で知っておきたい基礎知識|ヌルぞう

2026/11/07

 

こんにちは。ヌルぞう広報室のミナミです😊

先日のブログでは、サイディングとモルタルの違いについてご紹介しました。

その中で、サイディングを見分けるポイントのひとつとして登場したのが「シーリング」です。

外壁塗装の見積書を見ていると、「シーリング工事」「コーキング打ち替え」「目地増し打ち」といった言葉が出てくることがあります。

でも、初めて外壁塗装をする方にとっては、「シーリングって何?」「打ち替えと増し打ちはどう違うの?」「そもそも何を使っているの?」と分かりにくい部分ではないでしょうか。

実はシーリングは、外壁の防水性や建物の動きに対応するための大切な部分です。

そして、シーリング工事はすべて同じ方法で施工するわけではありません。施工する場所や既存の状態、外壁材、使用する材料などによって、適した方法が変わります。

今回は、シーリングの役割から材料の種類、「打ち替え」と「増し打ち」の違い、見積書で確認しておきたいポイントまで分かりやすくご紹介します。

目次

  1. そもそもシーリングとは?
  2. シーリングはどこに使われている?
  3. 「シーリング」と「コーキング」は違う?
  4. シーリング材にも種類がある
  5. 変成シリコーン系とは?
  6. ポリウレタン系とは?
  7. シリコーン系とは?
  8. 1成分形と2成分形の違い
  9. シーリングの「打ち替え」とは?
  10. シーリングの「増し打ち」とは?
  11. 打ち替えと増し打ち、どちらがいい?
  12. シーリング工事で大切な施工工程
  13. 見積書ではここを確認
  14. シーリングの劣化サイン
  15. まとめ

そもそもシーリングとは?

シーリングとは、建物の隙間や継ぎ目に充填されているゴムのような材料です。

サイディング外壁を見ると、外壁材と外壁材の間に縦方向のやわらかいラインが入っていることがあります。これがシーリングです。

外壁材は、気温の変化や建物のわずかな動きによって伸び縮みしたり動いたりします。

その動きに対応しながら、目地から雨水などが入りにくくする役割を担っているのがシーリングです。

硬い材料ですべての隙間を埋めてしまうと、建物が動いたときに割れやすくなってしまいます。そのため、弾力のあるシーリング材が使われています。

窯業系サイディング外壁の目地に施工されているシーリング
サイディングボードの継ぎ目にあるゴム状の部分がシーリングです。外壁材の動きに追従しながら、目地からの水の侵入を防ぐ役割があります。

シーリングはどこに使われている?

シーリングは、サイディングの縦目地だけに使われているわけではありません。

住宅を見ると、さまざまな場所に施工されています。

  • サイディングボード同士の目地
  • 窓やサッシまわり
  • 玄関などの開口部まわり
  • 外壁と部材の取り合い部分
  • 破風板などの継ぎ目
  • 笠木や配管まわりなどの取り合い

また、住宅の外部だけでなく、お風呂、キッチン、洗面台など水まわりにもシーリング材が使われています。

ただし、同じ「シーリング」と呼ばれていても、施工する場所によって適した材料は異なります。

「シーリング」と「コーキング」は違う?

「シーリングとコーキングは何が違うんですか?」と聞かれることがあります。

建築現場では、現在はほぼ同じ意味として使われることが多く、「シーリング工事」と書かれている会社もあれば「コーキング工事」と書かれている会社もあります。

職人さん同士でも「シール」「コーキング」といった呼び方をすることがあります。

ですので、外壁塗装の見積書で名称が違っていても、それだけで施工内容が違うとは限りません。

大切なのは名称よりも、「どこを」「どの材料で」「どの工法で」施工するのかです。

シーリング材にも種類がある

ホームセンターなどへ行くと、シーリング材の売り場にたくさんの商品が並んでいます。

見た目は似ていますが、実は材料の種類によって性質や適した場所が異なります。

建築用のシーリング材には、変成シリコーン系、ポリウレタン系、シリコーン系、ポリサルファイド系などさまざまな種類があります。

そのため、「シーリングなら何を使っても同じ」というわけではありません。

ここでは、住宅の外壁塗装で知っておきたい代表的なものをご紹介します。

変成シリコーン系とは?

外壁まわりでよく使われる種類のひとつが「変成シリコーン系」です。

名前に「シリコーン」と入っていますが、一般的なシリコーン系シーリング材とは性質が異なります。

変成シリコーン系は耐候性があり、製品によっては上から塗装できるものもあるため、外壁やサイディングの目地などに使われています。

ただし、「変成シリコーンならどの塗料でも必ず塗れる」というわけではありません。

使用する塗料との相性やシーリング材の仕様を確認して材料を選ぶ必要があります。

ポリウレタン系とは?

ポリウレタン系のシーリング材も、建築で使用される材料のひとつです。

塗装との相性を考えて使用されることがありますが、一般的に紫外線へ直接さらされる状態では耐候性に注意が必要なため、屋外では上から塗装して保護する仕様で使われることがあります。

どの場所に何を使うのかは、外壁材や仕上げ方法によって判断します。

シリコーン系とは?

浴室やキッチンなどで目にすることが多いのが、一般的な「シリコーン系シーリング材」です。

耐水性や耐候性に優れていますが、大きな特徴として、一般的なシリコーン系の上には塗料が付きにくいという性質があります。

そのため、これから塗装を行う外壁に何も確認せずシリコーン系を使用すると、その部分だけ塗料がうまく付かないといった問題につながることがあります。

「シリコーン」と「変成シリコーン」は名前が似ていますが別の材料です。外壁塗装では、塗装との相性も確認してシーリング材を選ぶことが大切です。

1成分形と2成分形の違い

シーリング材の商品説明を見ると、「1成分形」「2成分形」という表記があります。

1成分形は、基本的にそのまま施工できる状態で用意されているタイプです。住宅の部分補修などでも使用しやすく、カートリッジタイプの商品も多くあります。

2成分形は、主剤と硬化剤などを施工前に混ぜ合わせて使用するタイプです。

どちらが単純に優れているというものではなく、施工量や用途、製品の特性などによって使い分けます。

お客様が見積書を見て「1成分だから良い」「2成分だから高性能」と判断する必要はありません。

施工する場所に適した材料を正しく使っているかの方が重要です。

シーリングの「打ち替え」とは?

外壁塗装の見積書でよく見るのが「シーリング打ち替え」です。

打ち替えとは、既存のシーリング材を撤去し、新しいシーリング材を充填し直す方法です。

特に窯業系サイディングのボード同士の目地では、既存シーリングの劣化状態を確認し、撤去したうえで新しく施工する方法が選ばれることが多くあります。

古くなったシーリング材を取り除くため、新しい材料に必要な深さを確保しやすいことも打ち替えの特徴です。

サイディング目地の古いシーリングを撤去している様子
打ち替えでは、古いシーリング材を撤去してから新しい材料を充填します。目地の状態確認や下地処理も大切な工程です。

ただし、古いシーリングを取ればそれで終わりではありません。

撤去後に目地を清掃し、必要に応じてプライマーを塗布し、新しいシーリング材を充填して仕上げていきます。

シーリングの「増し打ち」とは?

もうひとつが「増し打ち」です。

増し打ちは、既存のシーリング材をすべて撤去せず、その上から新しいシーリング材を施工する方法です。

「古いものを残すなら、全部打ち替えた方がいいのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、施工する場所によっては既存シーリングを完全に撤去しようとすると、周囲の部材や防水部分を傷めるおそれがある場合があります。

たとえばサッシまわりや入隅、取り合い部分などでは、建物の納まりや既存の状態を確認したうえで増し打ちを選択することがあります。

住宅のサッシまわりに施工されているシーリング
サッシまわりなどは、建物の納まりや既存シーリングの状態を確認し、施工方法を判断します。

もちろん、何でも上から足せばよいという意味ではありません。

増し打ちの場合も、既存部分の状態や接着面、新しく充填できる厚みなどを確認する必要があります。

打ち替えと増し打ち、どちらがいい?

結論からいうと、「すべて打ち替えが正解」「増し打ちはダメ」という単純な話ではありません。

大切なのは施工する場所と既存の状態です。

比較 打ち替え 増し打ち
施工方法 既存材を撤去して新しく充填 既存材を残しながら新しく施工
採用されやすい場所 サイディングの目地など サッシまわり・入隅・取り合いなど
特徴 既存材を取り除き、新しいシーリングを施工しやすい 既存の納まりを残して施工できる場合がある
注意点 撤去・清掃・プライマーなどの施工が重要 十分な施工厚や既存材の状態確認が必要

見積書に「シーリング工事」としか書かれていない場合には、「どこを打ち替えて、どこを増し打ちする予定ですか?」と聞いてみると分かりやすいと思います。

シーリング工事で大切な施工工程

シーリング工事は、完成すると一本のゴム状のラインに見えます。

しかし、その仕上がりの下ではいくつもの工程があります。

既存シーリングを撤去する場合は、古い材料を取り除き、接着面を整えます。

その後、必要に応じてプライマーを塗り、新しいシーリング材を充填し、ヘラで押さえて仕上げます。

また、サイディングのように目地が伸び縮みする場所では、目地底までシーリング材を接着させず、両側面で接着させる「二面接着」が必要になる場合があります。

そのためにバックアップ材やボンドブレーカーと呼ばれる材料を使用することもあります。

こうした部分は完成後にはほとんど見えませんが、シーリングが建物の動きに追従するためには大切な施工です。

見積書ではここを確認

外壁塗装の見積書を見るときは、「シーリング工事 ○○円」だけで判断せず、内容も確認してみてください。

確認しておきたいポイント

  • どこのシーリングを施工するのか
  • 打ち替えなのか増し打ちなのか
  • 施工数量は何mあるのか
  • 使用するシーリング材は何か
  • サッシまわりも含まれているか
  • 外壁塗装との施工順序はどうなるのか
  • 施工しない部分がある場合はどこなのか

特に相見積りを取っている場合は、シーリング工事の金額だけでなく施工範囲を比べることが大切です。

A社は外壁目地だけ、B社は外壁目地と窓まわりまで含んでいる、といった違いがあれば、当然金額も変わります。

「シーリング一式」とだけ書かれている場合は、その一式に何が含まれているのかを確認しておきましょう。

シーリングの劣化サイン

シーリングは、外壁より先に劣化が目立つこともあります。

ご自宅の外壁を確認するときには、次のような変化がないか見てみてください。

  • 表面に細かなひび割れがある
  • シーリングが硬くなっている
  • 外壁との間に隙間ができている
  • 途中で切れている
  • 一部が剥がれている
  • シーリングが痩せてへこんでいる

ただし、こうした症状があるからといって、すべて同じ補修方法になるわけではありません。

シーリングの状態だけでなく、外壁材の反りや割れ、目地の納まり、雨漏りの有無なども含めて確認します。

まとめ

シーリングは、外壁の隙間を埋めているだけの材料ではありません。

サイディングなどの外壁材の動きに対応しながら、目地から雨水が入りにくくする大切な役割があります。

そしてシーリング材には、変成シリコーン系、ポリウレタン系、シリコーン系などさまざまな種類があり、施工場所によって適した材料が異なります。

工法についても同じです。

サイディングの目地などでは既存シーリングを撤去する「打ち替え」が選ばれることが多い一方、サッシまわりなどでは建物の納まりを確認したうえで「増し打ち」を行うことがあります。

「打ち替えだから良い」「増し打ちだから悪い」と工法の名前だけで判断するのではなく、どこの部分をなぜその方法で施工するのかを確認することが大切です。

ヌルぞうでは、外壁塗装の現地調査の際に、外壁だけでなくシーリングのひび割れや剥がれ、隙間なども確認しています。

「見積書にシーリング一式とあるけど、何をするの?」

「打ち替えと増し打ちの違いが分からない」

「外壁はまだきれいだけど、目地だけ割れている」

そんな疑問がある場合も、お気軽にご相談ください😊

シーリングは「どこを・何で・どう施工するか」が大切です

目地のひび割れや剥がれ、サッシまわりなど気になる部分があれば、外壁材と現在の状態を確認し、必要な施工方法をご説明します。

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